銀歯を白い歯に回復する!
投稿日:2017年6月19日
カテゴリ:審美歯科
銀歯を白くしたい!という方が
増えています。
最近では、
皮膚科領域でも
歯科金属アレルギ—について
取り上げられることがあるようで、
だんだんと周知されているようです。
例えば、こちら↓
皮膚科医師向けの雑誌です。
さて、
具体的に「銀歯を白くする」とは
どういうイメージをもたれますか?
簡単にご説明します。
もともと
かぶせるタイプの銀歯が入っている方の
治療前後は
↓
もしくは、
むし歯が広範囲で
どうしても銀歯を避けたい場合は、
↓
「銀歯だらけ」でもっと本数が多い方の場合は、
↓
さらに、
上下にわたってたくさん銀歯が入っている場合は、
↓
治療を
左と右で半分ずつ行った場合は、
その経過をたどると
↓
少し話を戻しますが、
「なぜ銀歯をお勧めしないのか?」を
お伝えしておきます。
なぜなら、
金属アレルギ—になってしまうと
大変なのです。
決して
不安をあおるわけでは
ありません。
事実を知っておいて
いただきたいので
最後までお読み下さい。
日本で使われる銀歯は
パラジウム合金が使われます。
この表にあるように、
パラジウムは
金属アレルギ—の第4位です。
ただし、
症状がでるのは
ごく一部ですし、
ほとんどの人は
症状はでません。
症状の中で
代表的なのは、
このようなものです。
基本的に症状は
以下の順で
発現するとのことです。
湿疹 > 掌蹠膿疱症 > 口腔内違和感、舌痛症
金属アレルギ—の検査や治療は
とても大変です。
このような流れで行われますが、
確定診断にいたるまで、
長期にわたります。
さらに、
「保険適用外」です。
「保険」で治療した銀歯なのに、
その詳細な検査や治療は「保険適用外」です。
だから、
銀歯をいれない
にこしたことはないのです。
それと、
もう1点予防策があります。
「治療が必要なくなる」方法(予防)
を教えてくれたり、
定期的な
メインテナンスケアを
しっかりと行ってくれる
歯科医院を選択することです。
以下ご参考まで。
Visual D. 2011年11月号Vol.10No.11 (Visual.D)
歯科アレルギ—外来
東京医科歯科大学歯学部府属病院
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