インプラントの安全性
投稿日:2017年6月18日
カテゴリ:インプラント
浦安市にあるローズタウン歯科クリニック院長 青山達也です。
インプラントは安全なのかどうなのか、気になりませんか?
諸刃の剣ではありませんが、適切に使うと安全です。
例えば、よく問題になっている顎の麻痺。
神経までの安全域を確保して処置を行ったり、
適切な切開を行えば問題が起こる可能性は相当に低くなります。
(ゼロだと言い切れないのが医療の特徴です。どうしても数%はなにかしら起こる可能性がある、すなわち偶発症という考え方があるのです)
術前のデンタルCTによって、コンピューターシュミレーションをしておく
のも大変有効でしょう。
最近では、コンピューター上でのシュミレーションデータをそのまま、
お口の中で再現するというガイドサージェリーも多数発表されてきています。
これは、コストがかかるものの、精度がだいぶ上がってきており
学会等では常にトピックにあがっております。
現段階では手放しで使えるような信頼性の高いガイドは、ごくごく限られていますが
将来的には検証が進みスタンダードなものになっていくでしょう
(2012年1月現在)。
つまり、インプラント治療におけるトピックは、
1 安全性と低侵襲アプローチ
2 外科治療の精度と治療終了までのスピード
3 術後の審美性
4 メインテナンス期のインプラント周囲炎へのアプローチ
となっています。
診断技術の向上と進歩、インプラントロジー(インプラント学)の発展成熟により、
安全性を高められる現在において、
インプラントの安全性を揺るがす最たるものは、術者の慢心です。
生涯にわたって機能し続けることを視野にいれたインプラントは、
大事に選び、治療をうけていただきたいと思います。
当院で使用しているシュミレーションソフトはこちらです↓
http://www.icatcorp.jp/product/icat_marker.html
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