総いれ歯でインプラントを併用するメリットとは!?
歯の問題が多発するから、いっそのこと総入れ歯にしたい!というご意見をいただくことがあります。
一方で、
いざ総入れ歯になった方からは、総入れ歯になって良かった! これで問題がなくなって安心しました!
という意見は聞いたことがありません。
総入れ歯治療は、骨が沢山残っていれば難しくはないですが、
骨がほとんどない方は治療の難易度が高くなります。
上あごの写真です。
歯が1本もなく、
まさしく総入れ歯の方です。
こういう総入れ歯をお使いになっている方の悩みは何でしょうか?
1. 入れ歯が外れやすい
2. かみづらい
3. 味がわかりづらい
4. 落としたら割れた
だいたいこの4つではないでしょうか。
まず、1. と2. に関して、
これは丁寧に入れ歯を作れば解消されるでしょう。
3. に関して、やはり上あごを全部覆っていることでどうしても温感が妨げられることがあるようです。
上記4つの悩みについて、インプラントを併用するとどうなるでしょうか?
これがインプラント併用の総義歯です。
取り外し式です。
上顎を覆わずに済みますので、味を損ねることなく食事ができます。
この部分が非常に大きいメリットだと思います。
さらに、入れ歯が外れやすいということはありません。
安定度抜群です。
しかし、安定度が抜群なので、別の問題が起きることがあります。
それは、歯に負担をかける食材を召し上がった場合に、歯が入れ歯から逸脱して外れてきたり、
場合によっては歯が欠けてくることがあります。
しかし、入れ歯本体が割れるということはありません。
その秘密は、内部に金属のフレームを入れているためです。
左の写真上部が上の入れ歯、下部が下の入れ歯です。
右の写真上部は上の入れ歯の裏面、下部は下の入れ歯の裏面です。
着脱式ですから清掃も楽ですね!
この清掃が楽だということは大きなメリットとなります。
万が一、寝たきりになった場合にも口腔ケアが容易になるのです。
また口の中のインプラント部分のケアも簡単です。
突起の部分の周りを清掃していただきます。
術前、術後の写真です。
下の歯の術前、
そして、術後。
この上に入れ歯が入ります。
インプラントのおかげで動きません。
動かないので、噛めます。
見た目も変わります。
この状況から、
こうなります。
口元も綺麗になり若返ります。
入れ歯との併用は、
最小限の本数で、インプラントのメリットを活かせるということです。
今は、こういう時代になっています。
お困りの方は一度ご相談ください。
院長 青山達也