セラミック治療例 前歯
50代 女性の方です。
前歯の治療を20年から30年前にされたそうです。
その後、歯肉が上がって、根っこがみえるようになり
今のような状態になって、そのままにされていらっしゃったそうです。
たしかに、かぶせものの色合いはあっていますが、付け根の部分は少し目立ちます。
やりかえの治療を希望されましたので、
セラミック治療を計画しました。
X線写真でみると、金属の土台がはいっていますので、
撤去してグラスファイバーの土台に変える必要があるようです。
すでに1本の土台はいれかえを終えた状態です。
もう1本(↑)も外していれかえます。
長い金属の土台を外しています。
両方の土台の入れ替えが完了しました。
それから、
新しいセラミック治療(オールセラミック)を接着剤でとめて完成です。
唇との統合性もバッチリです。
S様、お疲れさまでした。
とくに金属の土台を外すときは、お口を開けておくのが大変だったと思います。
これでもう、何も気にする事なく笑う事ができます。
私も、浦安に笑顔が増える仕事に関われて、嬉しく思います。
メインテナンスでお越しになる日が楽しみです。
今回の解説をしておきます。
この方の歯の場合は、単に再治療をするだけでは歯が細長くみえてしまいます。
このように、歯の理想的な長さと幅には法則があります。
4本とも幅がほぼ同じの現状では、見た目のバランスを欠きます。
今回は、幅のバランスをこのように設定しました。
前歯のうち、真ん中にある歯は、門歯とも呼ばれますが、
いわゆる玄関の扉にあたります。
存在感の度合いが大きいわけです。
形も個人差があり、様々ですから、
顔の形とキャラクター、唇とバランスも踏まえてデザインします。
この他にもたくさんご紹介したい要素はありますが、
割愛します。
前歯でお困りの際は、是非一度ご相談下さい。