セラミック治療のよくある例 その35 複数本をまとめて行うケース
非常にお忙しい方で、通院時間の限られている方です。
銀歯が外れてもなかなか時間がとれずに、放置していたら歯が欠けてきたとのこと。
幸いにもしみる症状はでていないのですし、
ひびが入ってる様子もありません。
今回は治療しないといけない歯が3本ありましたので、
まとめて行うことになりました。
実は初日に3本の型をとっていて、翌日に装着しています。
まずは1本目から。
白い部分をはずしていくと下に虫歯がありました。
さらに黒い部分も拡大視野下(8倍)にてきれいにしていきます。
きれいになったところで、露出象牙質をコーティングしています。
セラミック治療を受けた後にしみるのはなぜ?という質問があったりしますが、
ちゃんとやればしみる可能性はゼロに近いと感じています。
それぐらいしみません。
接着操作が終わりました。
一つ一つの手順をきちんと行うことが大事です。
さて、2本目にとりかかります。
この歯は神経はありません。
セラミックの歯を装着しました。
失われたエナメル質の代わりを果たしてくれるでしょう。
さて、3本目です。
この歯のキワ(際)の部分は歯肉よりも下の位置(歯肉の中の方)にありますので、
糸を入れて型どりをしています。
こういう場合、スキャンが非常に困難なので、
通常どおりのシリコンを用いた型どりの手法を用いることがあります。
そして出来上がった歯を装着します。
前後で比較してみましょう。
1本目、
2本目、
3本目です。
今回は翌日仕上げでしたが、
当日仕上げということも可能ですので、
ご相談いただければと思います。