セラミック治療のよくある例 その1 インレーのワンデー治療
セラミック治療のよくある一例です。
こんな感じで(矢印の部分)にむし歯ができました。
ちょっとみづらいのでもう少し拡大しますと・・・
少し黒くなっていて、穴があいています。
これは中が空洞になっています。
おそらく、空洞になって歯の一部がかけてしまったようです。
むし歯をとっていきます。
まだ中に黒そうなのが見えますが、
あの部分は取る必要がありませんのでそのままにします。
むし歯ではありませんのでご安心ください。
さらに拡大して取り残しがないか確認中。
となりの歯の側面にむし歯がありました。
丁寧にとりのぞき・・・
つめものをします。
さきほどの歯にもどります。
この歯よーくみると、あるものが見えますがわかりますか??
矢印のこの部分ですよ!
はい。
微小な亀裂がはいっています。
削った部分の一部を樹脂で補強します。
亀裂部分は少し削り、一部樹脂で補強します。
最終的にセラミックで接着しますので、
問題が起こる可能性は非常に低いと考えられます。
型どりの準備ができました。
コンピュータでスキャンして、セラミックを作ります。
できたセラミックを試しに合わせてみます。
特に問題はありません。
色が全然違うように見えますが、それは後で変化しますので大丈夫です。
接着操作に入ります。
歯のエナメル質の一部を酸処理しています。
所定のステップを踏んだあと、
接着しています。
噛み合わせの確認が終わり、ダイアモンドのペーストで磨いています。
完成です。
比べてみましょう。
ここまでかかった時間は約60分です。
来院は1度で完了していますが、
いきなり1回でこれをやってくださいと言われても無理です。
全体の検査、治療計画がしっかりと立てられた上で、
1回の治療で済んだということです。
治療のメリットは何でしょうか?
銀歯じゃないから見た目がいいということでしょうか?
それもあるかもしれませんが、ポイントはそこではありません。
接着しているということがなによりも最大の長所ですよ!
銀歯は接着ではなく、合着という操作でついています。
今回は非常に小さな部分のセラミック治療についてを
マイクロスコープ画像を用いて解説しました。