マウスピース矯正 プロミュージシャン 32歳男性 コンプレックスの解消+α
「昔から歯ならびがコンプレックスでなんとかしたいと思っていたんです。歯列矯正治療の相談ってできますか?」
半年ほどギターのレッスンが進んだ頃、相談を受けました。私が生徒で相談主が先生(Nさん)という立場でした。
私「いいですよ、どんな感じなんですか?」ということで一度クリニックに来てもらい診察をしました。
私「歌う時は外せますし私も付けてみてますが、今の状況でしたらマウスピースタイプ(インビザライン)
で矯正は普通にできると思いますよ」
Nさん「わかりました。では精密検査までお願いできますか」
一連の検査を終えて2回目の来院です。治療計画を画面でお伝えします。
現状の問題点と。。。
ゴールの確認
大事なのはゴールでの問題点の確認です。
1週間に1枚ずつ交換する上下のマウスピースを40セット使うことになりましたので、治療期間は40×7で280日、これに理想通り動かない歯があることを見越して+半年ほどの治療期間をみていただきました。
では、ここからは実際の写真を使って説明していきます。
治療を行うことでこのようになりました。
正面から見ると
下の歯は
上の歯は
スマイルは
さて、先ほど言いかけたゴールでの問題点ですがこういうことです。
この状態の歯を綺麗に並べると
こうなります。
つまり、これが
こうなる。
歯の削れ方、磨耗の仕方が微妙に違っているので歯を並べ終わっても綺麗になるとは限らない。
これがゴールでの問題です。
ですからここに手を加えてこうします。審美的なルールに基づき、出過ぎたところは減らして、足りないところは継ぎ足すというひと手間が加わることでスマイルのレベルが洗練されたものになります。
統一感ですね。並び終わった後にこのプロセスが必要になることをお伝えしていましたので、ちょっと手を加えるとこのように仕上がります。
この2つの違いですね。
歯列矯正治療はエンハンスメントの医療という側面があります。
治療期間は実際には1年半かかりました。
ピンチをチャンスに変えるではないですが、コンプレックスを解消した上に増強して一生の武器になったのではないでしょうか。
以上、できる限り図と写真を交えて解説してみました。いかがでしたでしょうか。
「先生、ありがとうございます。これで婚活に励めそうです!」なんて冗談で言っていた彼は今日も都内のミュージックスクールでボーカルと歌と作詞作曲を教え、時々某ライブハウスや某舞台で歌い、彼が作曲アレンジした歌が街中に流れていたりしています(私もサボらずに練習しないと)。
歯ならびでお困りの方はどうぞご相談ください。
※ 尚、症例写真の承諾をいただき、顔出ししてもいいとのことでしたが、ステマ問題等のことを考えて個人情報を伏せました。
年齢・性別 | 32歳 男性 |
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治療期間 | 1年6ヵ月 |
治療回数 | 16回 |
治療費 | 961,200円(※8%税込) |
リスクなど | 知覚過敏、歯根吸収、歯髄壊死、歯肉退縮 ※全ての治療には個人差があり、治療の結果は異なります。 |