前歯のすりへりの治療 よくある例 その2 上顎まえ歯1歯 つけね
歯のつけねの部分だけがV字状に削れてしまって
ひっかかりが気になり、
小さな食べ物が溜まる、
しみる、ということを訴える方がいらっしゃいました。
見えますか?
見づらいですよね?
見やすくするために歯と歯肉の境目に糸をいれますと・・・
こんな感じになります。
ほんの少し黒いのが透けて見えますよね。
所定の接着処理を行います。
接着剤をつけているところです。
接着剤が固まらないように色を変えて撮影しています。
離れてみるとこんな感じです。
(↓肉眼の3倍の拡大です)
ナノサイズの樹脂を詰めています。
光を当てて固めまして、
研磨に入ります。
荒研磨から中研磨、
細かい研磨まで行い、
仕上げて行きます。
これはダイアモンドペーストを使って磨いています。
細かいバリは、メスを使って取っています。
ようやく、完成しました。
問題ないようです。
3倍の拡大視野だとこれぐらい↓の見え方です。
↓ 最終確認をしています。
治療前と見比べてみましょう。
見えますか?
5倍拡大視野なのですが、まだはっきりと見づらいですよね。
最初にいれた糸は忘れずに外していますのでご安心ください。
この治療は30分ほどかかっています。
特に研磨に時間がかかります。