セラミック治療のよくある例 その29 着脱式入れ歯と関連するケース
着脱式のいれ歯を使っている方で、留め具をひっかけている歯がむし歯になってしまったケースです。
これは既に歯の中の治療が完了し、グラスファイバーと樹脂で封鎖と補強をしています。
この歯です。
この二つ後ろの歯を2本失われており、入れ歯を使われています。
留め具がこのように歯にかかります。
この留め具はむし歯になる前の歯の形にぴったりに作られていました。
その歯の形が少しでも変わるとこの留め具の修理をしないといけなくなります。
歯を温存するように削ります。
セラミック修復治療はこのように温存するための処置であるともいえます。
はめ込むセラミックを仮に合わせています。
実は、むし歯の治療をする前にこの歯の形をスキャンしておいたので、
形をそっくりそのままコピーして作ることにしたのでした。
釜で焼いたら接着していきます。
接着が完了しました。
入れ歯を入れてみます。
ぴったりです。
これで留め具を修理しなくても良くなりました。
昔から使っているご愛用の品だそうです。
治療前後の写真です。
スキャン技術の進歩でこのようなこともできるようになっています。
凄い時代ですね!