マイクロスコープとむし歯治療 その3
投稿日:2017年6月18日
カテゴリ:マイクロスコープ
浦安市にあるローズタウン歯科クリニック 院長青山達也です。
むし歯治療をすると、
「つめる」「はめこむ」「かぶせる」のどれかが必要になります。
今回は「つめる」に的をしぼって説明致します。
「つめる」治療は、コンポジットレジンという素材を使用します。
この素材は、特殊な光をあてると硬くなる性質があります。
「穴につめて、光をあてて硬くする」訳です。
その後磨きます。
実は、磨くときにマイクロスコープで拡大すると、
いろんなものが見えてきます。
例えば、気泡。
製品の中に元々含まれていることもありますし、
「つめる」段階で混入することもあります。
そして段差。
この段差をなくすには、通常のドリルで行っても
きれいに出来ない場合があります。
回転するドリルでは、ミゾが出来たりして、きれいにする限界があるのです。
特殊な道具の登場になるのですが、このように拡大することによって
見える世界が変わるので、治療に使う道具も変わっていくのです。
マイクロスコープは保険診療で決められているものではありません。
通常の保険診療では、たくさんの制約が存在する都合上、肉眼で行います。
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