大事なのは終わった後だった! むし歯体質改善への道 その5
投稿日:2017年6月19日
カテゴリ:予防歯科
前回は 糖質依存について書きました。
ここまで読まれてみていかがでしょうか?
以下のポイントはご理解頂けていますか?
これまでのまとめです。
1 むし歯というのは、ミュータンス菌の感染によるものだということ。
2 ミュータンス菌は砂糖(発酵性の炭水化物)を利用して代謝するということ。
3 その代謝の結果として酸が歯を溶かしているということ。
4 酸が発生することでさらにミュータンス菌が活動しやすい環境を作ること。
5 甘いものが大好きというのは、依存という言葉に置き換えられること。
6 依存から脱却できるのは、何を食べるかというポイントだけであること。
もし、ミュータンス菌の感染度合いがほとんどなく0.2%以下であれば、
う蝕になりづらいローリスク型といえます。
出生して歯が生えてくる1歳半から2歳半の間に、
ミュータンス菌感染リスクが高いですよ!というこの感染の窓という考えを
恐れることはなくなります。
つまり、
父母や祖父母のミュータンス菌感染の度合いを0.2%以下にしてしまえば、
ミュータンス菌を感染させる怖れはなくなりますので、
赤ちゃんとスプーンは共有しないでね!ということは考えなくてよくなります。
むしろ、どんどんスキンシップした方がいい!ということがいえるわけです。
感染の窓 という理論だけでは子供たちとのスキンシップが減りますので、
どうしても日常生活がぎこちなく、
窮屈になりがちだと個人的に考えています。
今回はこれまでの分をまとめてみました。
実は、まだまだ知っておいていただきたい内容がたくさんあるからなのでして。。。
次回につづく
■ 他の記事を読む■